こんにちは。店長です。
春爛漫をちょっと過ぎて緑がかった桜に心なしか、満開時期よりも目を奪われた今朝です。
今回は、当店で開催されている「アニクライベント」をPick up。
当店設立当初から、着実に人気を伸ばしつつあるアニクラ。気になっている人も多かったと思うので、今更ながら記事にしようと思います。
※ちなみに、店長はコードギアスを全話見た程度で、アニメについては全くの無知に近いため、そういった専門的な情報(アニメのタイトルやら)についてはほぼ触れていません。また、彼らのシーンに携わった店長の勝手な考察や解釈による表現も含まれるため、あくまでつくばアニクラシーンをご紹介する情報としてお楽しみください。
今、当店で主に開催されているアニソンがかかるEventは「アニソン楽類」、「アニいば」、「noobeats」の3本。
今年のGW〜5月末までにこの3つのイベントが当店で開催されるので、それらも合わせてご紹介いたします!
1.つくばアニクラカルチャーの歴史を簡単にご紹介
Club OctBaSS設立当初、当店のOpening StaffでもあったDJ HIRAZO from Digda(活動休止中)からの「オタクイベントやってみませんか?結構人気あるんですよ!」という提案から始まりました。彼はHardcore Techno, Bass MusicなどをPlayするStyleでしたが、当時Hardcore TechnoやDubstepなどとアイドル系の音楽的コラボレーションが多く、彼も同じくDJとしてイベントで"ご当地アイドル" と共演することが多かったそうです。
なので、当店で初めてオタク系のイベントを開催したのは「アイドル系」と「アニメ系」(ここは大きな違いがあります)の混合といった形でした。
実際のところ2012年、地方でそういったイベントに対しての偏見や抵抗というものは社会的にも、Club的にもあまり受け入れがたいという場所がほとんどだったようです。私も全く無かったわけではありませんが。
結果的にこのイベントは大きな集客があったわけでもなく本当の初めてにしては可もなく不可もなく。
ところが、不定期でも需要がある限りそういった企画を開催していたところ、そこから「OctBaSSはオタク系イベントO.K.らしい」という噂が広がり、つくアニなど小規模なアニクラが単発で開催されていく中で、筑波大生の間でアニクラとElectro Musicを掛け合わせたイベント"ITF_DJ"が発足。オーガナイズを務めていたのはDJ Off t(オフトン)。彼はその後筑波大を卒業し都内に移住。かのheavyshickZERO@中野などを中心に今でもHardcore, GabbaなどをPlayし、Hardcore好きの中でも更に頭角を現わしつつあります。(ITF_DJは2017年よりDJ corok-Bbに引き継がれた。)
ITF_DJ
OctBaSSで不定期開催されているHardcoreとオタクサウンド、Bass MusicやRemix、ボカロ。EDMなどを織り交ぜたEvent。(Hardcore強め) 現在のつくばアニクラシーンの礎となったイベントなのは間違いない。
そこから派生されたEventも多く、輩出されたDJ、VJは今も日本各地で活躍中。現在、イベント自体は半年ほど休止中であるが、今後何らかの形で再開が待たれるイベントだ。
2.つくばのアニクラってどんな感じなの?
営業時間は日中〜夜までがほとんど。
通常のPartyなどと同じく、DJがアニソンの曲をPlayするのですが、VJが同時進行でその曲に関する映像を流すパフォーマンスがあります。
イベントによっては、声優さんのLiveやDance Showなどがあったりするらしいですが、当店ではDJ + VJが最もスタンダードです。
DJにより、90年代、アイカツ!(使ってみた)縛り、少年系縛り、RemixなどなどPlay Styleは様々。
ダンスフロアは高まりダッシュ、オタ芸、雄叫びなど、DJのPlayに対するレスポンスがとても素直で面白い。カウンター越しに全身で楽しんでいるのが伝わってきます。
3.つくばアニクラの「今」イベント紹介
そんな新しい挑戦から数年経ち、世相的にもここ2年くらいでいわゆる「アニオタ」と言われる層の比率は確実にマイノリティと呼べるものとはなくなりつつあります。
Club業界としても「アニクラ」はとても無視できない程にそのシーンが成長しました。当店も然り、アニクライベント人気が未だに上昇しつつある昨今。今、当店で主に開催されているアニソンなどがかかるイベントは「アニソン楽類」、「アニいば」、「noobeats」の3本。 ここからはそれらの紹介に移っていきます。(画像をClickすると各EventのTwipla Pageに飛びます)
アニソン学類
(デイタイム、不定期開催)
MUSIC : アニソン
来客年齢層 18才~20代後半
今つくばで開催されているアニクラで不動の人気を博すアニクライベント。店長でも分かる懐メロ〜最新のアニソンまでが幅広くプレイされています。主催が筑波大生によるものなので、新入生無料サービスがあったり、若さと活気溢れるダンスフロアでつくばのアニクラ界を先導しています。
あにいば!
(夕方〜夜、不定期開催)
MUSIC : アニソン
来場客年齢層 20代〜40代
今年から発足された新たなアニクライベント。本年2月に開催された第一回目から、川崎にてアニクラの先駆者的Club「月あかり夢てらす」レジデントDJの"youhaqua"を招いて開催され、大盛況に終わりました。
年齢層が少し高めで、終始ショットグラスが飛び交うダンスフロアでした。
前回の写真はこちらから覗けます。
noobeats
(デイタイム、不定期開催)
MUSIC : アニソン,Dance Music, Pops, All genre
来客年齢層 18才〜20代前半
今年より始まったnoobeatsは、一言にアニソンイベントというよりオリエンタルに富んだパーティー。アニソン系の音楽だけではなく、Dance Musicや、最新のJ Pop、ゲーム音楽、Hardcoreなどなど、路線的には先述のITF_DJと近しいものがあり、私のようにDance Music好きとしても馴染みやすいイベントです。
1日のうちに色々な音楽を楽しめるほか、ラウンジにはDJ体験コーナーを設けたりとコンテンツも多く、来場者がどんどん参加することもできます。
今後、更なる伸び代が期待されるイベントです。
以上、今回は当店で開催されている「アニクラ系イベント」についてご紹介いたしました!
ちなみに今回、記事内では"オタク"と表するタイミングもありましたが、私は"オタク"という言葉にネガティブなイメージが無く、あえてそう書かせていただきました。というのも、まあベクトルが違うだけで、私も結局はオタクみたいなもので。笑 "He"ではなく、"We"。私も含めって感じなんですよね。
むしろ私は ”オタク=何かに夢中になれる人”ってことで、人として魅力を感じるんですよね。むしろ男性特有の「収集する」「探求する」「没頭する」という点で、「男らしさ」と「オタク心」というのは同じようなものなのかとも思います。
彼らのように好きなものを「好きだー!」と思いっきり叫んで楽しむ日。月に一度くらいそんな日があってもいいのかもしれませんね。
オタク大国日本。オタク精神を元に今後も独特な文化が生まれてくることを楽しみにしています。
とまあ、最後に話は逸れましたが今回は簡単なつくばのアニクラカルチャーをご紹介させていただきました!
ゴールデンウィーク特集は追ってUpいたします!